生きる

汚された海

イルカ漁

漁網に絡まった海亀

巣作りの網に絡まった鳥

捨てられた漁網に絡んた海鳥

口ばしに刺さったプラスチック

ビニールを食べる亀

誤ってビニールを食べる亀

原油にまみれた鳥

胃の中の大量のプラスチック

原油にまみれた鳥

原油にまみれ飛べない鳥

‣「海洋生物」は、地球環境の汚染の影響を、直接に受けています。
　大量のごみの海洋投棄や流出によって、それらを餌として飲み込み、死に至るものが少なくありません。　
　また、それを飲み込んだ魚を餌として食する魚類や鳥、海獣などの食物連鎖は、人間にも及びます。　
　わたし達は、マイクロプラスチックと呼ばれる目に見えないほどの小さなプラスチックを飲み込んだ魚類を食糧としています。
　魚介類の体内に吸収されたプラスチックやその原料の重金属が、魚を通して、わたし達の体にも、蓄積されます。

‣世界の各地で、海底油田やタンカーから重油が流れ出す事故が起きました。
　海上に流れたタール(重油)によって、たくさんの海鳥アザラシたちが油まみれとなって、空を飛ぶことも、泳ぐこともできず、餌を採ることも
　できずに死んでしまいました。

‣福島原子力発電所の事故で、漏れ出した放射能は、付近の海に流れ出し、魚貝類に大きな影響を与えました。
　人は、避難することができましたが、魚貝類やそれを餌としている鳥や獣には、放射能が蓄積されています。

‣魚介類の乱獲は、世界中の海洋で起きています。
　世界規模での人口爆発は、食料危機をもたらし、ますます世界中で漁獲量を増やすことになるでしょう。やがて、食卓から魚が消える日がくる
　かもしれません。　
　魚が消えたとき、それは地球の生態系全体に影響を及ぼし、人類の滅亡を早めることになるでしょう。